Basics
そもそも「仮説検証」とは
新規事業づくりやサービス開発の現場で広く使われる、「小さく確かめながら進む」ための進め方です。
立てる
「誰の・どんな場面の・何を良くするか」を、いまの理解のまま言葉にする。正解でなくていい。
確かめる
ヒアリング・試作・データで、仮説を現実に当ててみる。思いどおりでない反応こそ収穫。
書き換える
わかったことに合わせて仮説を直し、次の検証へ。仮説は書き換えるたびに現実に近づく。
このループは1周では終わりません。何周まわして、仮説がどれだけ動いたか——それがチームの学びの量であり、多くのワークショップで最も評価される成果です。 つまり、途中の書き換えの記録こそが成果物になります。ところが——
Why
ワークショップの「あの悩み」
付箋・スライド・Excel での仮説ワークでは——
- 残るのは最終形だけ。「最初は何を信じていたか」が消えてしまう
- どの検証で・なぜ変わったかを、発表前夜に思い出せない
- ファイルが分散し、チームの誰かのPCの中で迷子になる
- 「変わった過程」こそ一番の学びなのに、記録する道具がない
多くのワークショップで、最重要の評価軸は「仮説がどう進化したかの物語」。
それなのに、物語の素材はいつも消えてしまう——
What
進化帳とは
仮説の「進化の節目」を記録することに特化した、チームのジャーナルです。
書き換えるだけで、物語が残る
キャンバスのマスを直接書き換えると、「何がきっかけで変わったか」をその場で一言残せる。特別な記録作業は不要です。
進化のストーリーが自動で育つ
記録した節目は自動で時系列に積み上がり、最終プレゼンの素材になる。発表前夜の「思い出し作業」がなくなります。
URLひとつ・ログイン不要
参加者はアカウント作成なし。配られたURLを開いて4桁パスコードを入れるだけで、チームの記録に参加できます。
Map
基本の地図:4つの問い × 進化のラウンド
仮説を「目的・意図/利用者/仕組み/便益・利得」の4つの問いに分け、検証のラウンドごとに書き換えていきます。
各マスには確信度(1〜10)を置き、変化したマスは節目として残ります。ラウンドの呼び名はワークショップに合わせて自由に設定可能(DAY制でも、回数制でも)。
Core
コア体験:書き換えた瞬間に、理由を残せる
検証で「仮説が変わった!」と思ったら、そのまま書き換えるだけ。
① 気づいたら、マスを書き換える
マスを直接編集すると、変化にアプリが気づきます。
② きっかけを1画面で(任意)
75歳ヒアリングで「孫が設定したら使う」と聞いた
進化として記録する
記録は任意。書かずに閉じてもいい。だから記入が「作業」にならず、ワークの流れを止めません。
「下がる確信度」を、誇れる場所に
- 検証して確信度が下がるのは、思い込みがほどけた証拠——つまり正しく検証できているということ
- 進化帳は「上がる進化」も「下がる進化」も、同じ価値のある節目として記録します
確信度ジャーニー(自動生成)
- 4つの問いごとの確信度の推移を折れ線で可視化
- どの検証手法で動いたかがチップで見える
- 色だけでなく線種・マーカー形状でも区別(投影・色覚多様性に配慮)
Story
進化のストーリーは、こう育つ
書き換えの節目がつながると、そのまま「進化の物語」になります。先ほどの「基本の地図」のチームの3日間で見てみましょう。ヒアリングや他チームからの指摘など、どんな検証で仮説が動いたかも一緒に残ります。
- 出発点キックオフ確信度 6
「災害時に、スマホを持つ単身高齢者が自力で情報を得られるサービス」と置く。
- DAY1 後ヒアリング確信度 6 → 3
75歳の方から「孫が設定してくれたら使う」と聞き、利用者を「支える同居家族」へ書き換え。思い込みがほどけた節目。
- DAY2 後クロスレビュー確信度 7
他チームから「共働き世帯は昼間に対応できないのでは?」の指摘。「離れて暮らす子世代も」へ広げる。
- 最終プレゼン6軸検証確信度 8
「対応できないシーンをAIが補完する見守り」に到達。下がった確信度も含めて、進化の物語として発表できた。
※ 進め方をイメージしていただくための架空の例です(実在の団体・チームではありません)。 こうした節目の一つひとつを、進化帳は書き換えの「ついで」に集めていきます。
Together
チーム間の学び合い:クロスレビュー
チーム同士のフィードバックを、仮説の進化に直結させます。
URLを渡すだけでレビューを受け取れる
相手チームはレビュー用URLを開き、あなたのチームのキャンバスを読んでからフィードバックを送ります(編集はできない・パスコード不要)。
手厳しい指摘も、1クリックで進化の燃料に
届いたレビューは「進化のきっかけにする」ボタンで、該当のマスまで自動で運ばれます。指摘を仮説の書き換えにそのまま接続。
指摘の強さは3段階のやさしい言葉で
「前提に関わる/補強したい/気になる程度」。攻撃ではなく贈り物として届く言葉を選んでいます。
Export
発表準備は、ボタン3つ
自動で育った「進化のストーリー」を、そのまま書き出せます。
| 形式 | 使いどころ |
|---|---|
| Markdown コピー | Slack・ドキュメントに貼る |
| 印刷 / PDF | 紙で配る・提出する |
| PowerPoint | 発表スライドの骨子にする |
- 書き出しにはチーム名・プロジェクト名が自動で入る(複数チームのファイルが混ざらない)
- サマリー(進化の節目数・確信度の動き・最も揺れた軸・主な検証手法)も自動計算
- 参加者は「進化の物語」を語ることに集中できます
Roles
3つの立場、それぞれに道具を
参加者・ファシリテーター・主催者に、それぞれ専用の入口があります。
参加者
URLを開くだけで記録開始。キャンバス・進化のストーリー・書き出し。スマホでは1画面ずつ表示され、合間の「ちょっと記録」もその場でできます。
ファシリテーター
専用ダッシュボードで担当ワークショップの全チームを一覧。進化の数・未読レビュー・最終更新をひと目で把握し、支援が要るチームに向かえます。
主催者・管理者
ワークショップを作成し、参加者URL・ファシリ用URLを発行。ラウンドの呼び名も自由に設定できます。
ファシリテーターのダッシュボードは「数字で序列づけ」しない設計。数は会話のきっかけであって、成績表ではありません。 困ったときは画面右下の「使い方ヘルプ」でその場でAIに質問できます(仮説の中身はAIに送られません)。
Start
導入は3ステップ
参加者数分のアカウント発行も、事前のインストール案内も要りません。
主催者がワークショップを作る
ラウンドの呼び名(例:出発点→DAY1後→…)を選ぶかカスタムし、参加者用URLを発行するだけ。
参加者にURLを配る
チーム代表がプロジェクトを作成し、4桁パスコードを決めてメンバーに口頭で共有。全員そのまま参加。
あとは、ワークに集中するだけ
書き換えのたびに物語が育ち、最終日にはそのまま発表素材に。インストールもアカウント作成も要りません。
Trust
安心して使えるように
参加者の個人情報をできるだけ持たない設計にしています。
プライバシー
- 参加者のアカウント登録なし(メールアドレスを集めません)
- メンバー名はニックネームでOK
- ヒアリング相手など第三者の実名は書かない設計(入力欄にもその場でご案内)
- データは国内リージョンのクラウドに保存し、ワークショップ終了後おおむね6か月以内に運営者が削除します
セキュリティ
- チームの記録は「共有URL+4桁パスコード」で保護
- 認証のない外部からの読み書きを技術的に拒否する設計
- 扱いの詳細は プライバシーと利用について に明記
- 運営の透明性のため、更新履歴も公開しています
仮説が変わることは、後退ではなく進化。
その物語を、いちばん大切な成果物に。
お使いのワークショップに合わせたデモをご覧いただけます。 ラウンド構成や進め方、費用のご相談も、お気軽にどうぞ。
提供:グリサン(代表:上林 昭)
